フラッシュが引き起こす子どものてんかん

てんかんの原因は人によってさまざまですが、音や光など、特定の刺激がきっかけに発症するものを「反射てんかん」といいます。
このうち目から入る刺激によるものは「光(ひかり)過敏性てんかん」と呼ばれます。
かつてテレビ番組を見ていた全国の子どもたちが突然同時に発作を起こして問題になったことがありましたが、これも光過敏性てんかんの例です。
画面がチカチカとまたたくことが刺激となって発作が起こったのです。

他にも水面に反射する光や木漏れ日の光も原因となることがありますが、中でも注意したいのがカメラのフラッシュの光です。
特に記念撮影や集合写真の場合、写真を撮られる側は目をしっかり開いて光源を見つめようとします。

そのため強い光が直接目に入り、脳を刺激します。
この脳への刺激がてんかんの発作を起こしてしまうのです。
反射てんかんはそれまで発症したことがない子どもでも突然なってしまうことがあります。

また一度刺激を受けて発症すると同じ刺激で再度発症することもありますので、普段から原因となる刺激に配慮しましょう。
体調不良や睡眠不足のとき、長時間の入浴後は特に発作が起こりやすいので注意が必要です。
テレビ番組では前述の集団発症を受け、光の点滅がある場合には事前に字幕で注意を呼びかけていますので見落とさないようにしましょう。

また、てんかんの発作のかたちには個人差がみられ、急に意識を失うこともあれば動作が止まりしばしぼーっとするだけのものまであります。
強い光を受けたあとにこのような状態が見られたら病院で脳波測定を受けることをおすすめします。
子どものてんかんは成長にともない自然に治ることもありますし、発作を薬でコントロールすることも可能です。